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大坑舞火龍:
火龍、災厄を焼き尽くす

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大坑付近地図

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大坑舞火龍

火龍、災厄を焼き尽くす

写真 Photograph

大坑は地下鉄銅鑼湾と天后の間の小さな地域で、蓮香宮という変わった形の廟が建っている。
中は岩盤をそのまま利用した2階建てで、他の廟とは趣が違う。
廟の周囲は一般的な生活地域で、銅鑼湾の近くにしては静かだ。

中秋節が近くなると、大坑の入り口に花牌という派手な看板が立てられる。
大坑舞火龍の開催を祝う看板だ。
体に線香の火をまとい、火龍が街の災厄を焼き尽くす――大坑舞火龍。

この祭りの始まりは1880年――。
疫病が流行った際、ある老人が夢で仏のお告げを聞いた。三晩続けて、火龍の舞を行うと疫病が退散する…。
そのお告げのおかげか疫病はおさまり、 以来、中秋節の前後3日間、
線香をつけた龍が街を駆け巡る、他には見られない祭りが、 ここ大坑では続いている。

祭りの夜、大坑を訪れると、そう歩かぬうちに鼓と鈸(はち:中国のシンバルのような楽器)の音が聞こえて来る。
自然と足が速まる。前を行くお婆さんの足も小走りだ。
祭り会場にはすでにたくさんの人。隣のおじさんがリズムに合わせて揺れている。
――地元の青年のお囃子。
どうやら香港人にはこのリズムがたまらないらしい。

「ねえ!○○○(人の名前)~!!写真とっていい!?」
突如近くの女の子がコワモテのおじさんに声をかける。
「彼はこの祭りのリーダーでね。すごいテレビ出てたでしょ!?」
どうやら地元の子の様子。
彼女のおしゃべりでガイドブック以上のことも知ることが出来る。

お囃子は何人かで交代しながら練り歩く。
女性もいた。凛としてカッコいい。

大坑舞火龍・地元の青年たち
▲地元の青年たち

お囃子が1周すると、水蓮の灯ろうを持った女の子たちがやってきた。
おそろいのピンクと水色の服。地元の子どもたちだ。

一斉にシャッターが切られる。
何人かで会場を回ってフォトサービスもしてくれた。

将来はお囃子のお姉さんのように祭りに出るか、
観光客に祭りを紹介してくれるか、
みんなこうして地元の祭りに参加して大きくなるんだろう。

大坑舞火龍・水蓮の灯ろうを持った女の子たち
水蓮の灯ろうを持った女の子たち

アナウンスが入り、やがて始まる舞火龍。
見ている人のテンションも上がる。
先導する珠を追いかけて、遠くから火龍がやってくる。
体を路地いっぱいに蛇行させ観客に迫る。

正面から迫られると、思わずのけぞってしまう。
67メートルの長い体が通り過ぎると、龍の尻尾がやってくる。
この尻尾が時たまダイナミックに回転をする。
観客から歓声が上がる。

何度も何度も往復するドラゴン
「年青人!加油~!!!(若モノ!ガンバレ~!!!)」
先ほどの地元の女の子だ。会場に笑いが起こる。

大坑舞火龍・年青人!加油~!!!
年青人!加油~!!!

1回舞火龍が終了してもさらに楽しみたければ会場を離れないこと。
「遊街」といわれる街中の練り歩きが終わればまた火龍は会場に帰ってくる。
そして線香を全部取り替えた後、もう一度会場中を駆け回る。
この線香は縁起物で、家に持って帰って焚くと
無病息災、家内安全その他モロモロらしい。

大坑舞火龍・線香の取り換え
線香の取り換え

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